苦行僧

 

 

 高校時代を懐かしんで、同級生の名前を検索してた。高校で一番の人気者だった、明るくてかわいくておもしろいAちゃんのリアル(ブログより短いやつ)というものを見つけた。Aちゃんとは同じクラスになったことあるのに一言くらいしか話したことない。高校卒業から就職までの日々をものすごい勢いで読んでる。全く違う世界の人。毎日思いっきり遊んで、勉強して、恋をして、食べて、ちょっとだけ寝て…。幸せの価値観は違うけど、正直うらやましいと思った。読み進めるたびにグサグサとくる。Aちゃんの充実した日常が私を傷つける。この苦行の先に悟りは開けるのかな。

 

 

 その流れで、高校が一緒だった人たちのツイッターを見て周った。(友達ではないし一言もしゃべったこともない…)私は一浪して大学に入ったけど、みんなはもう就職して社会人になっていた。ツイッターで交わされる遊びの約束。未来への希望。はぁ。アクティブーーー&ポジティブーーー。きっとこの人たちは、晴れの日にパソコンゲームスパイダーソリティアを6時間もやったことないんだろうな。一週間近く部屋にこもりっぱなしとかないんだろうな。みんな何かと人と遊んで、呑んで、楽しく過ごしてる。一人で何日も過ごすのは異常って言われてるみたい。

 

 

 同級生がこんなツイートしてた。「明るくて元気なところ、そこが私のいいところ!頑張ろう!」だって。よく言えるなぁって思った。フォロワー140人が見てるんだよ?そういうところ知ってほしかったのかな?ポジティブアピールをしつつ自分の自慢してるのかな?私なら絶対言わない。自慢は自分で言うより人に言われた方が効果的なの知らないの?あえて自分で言っちゃうという、力技は嫌いじゃないよ。

 

 

というかツイッターは幸せ自慢がつらくて辞めた。というか自慢してないのに、自慢してるように感じてしまうだけ。そもそも毎日が楽しい人が、生活を披露する場だとしたら、そうじゃない人はやっていないんだろうな。って、今更、というか今さっき書いてて思った。